こんにちは〜、つばさです。
三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim シリーズ」から、『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』が新たに設定されました。
三菱UFJ国際投信株式会社
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS
「eMAXIS Slim シリーズ」とは?
業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンドシリーズ
いずれのファンドも信託報酬が業界最低水準に設定されており、他のインデックスファンドが信託報酬を引き下げた際や、より低い信託報酬のインデックスファンドが登場した際には、「eMAXIS Slim シリーズ」も同水準の信託報酬に引き下げてきた実績があります。
ファンドの概要
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- ファンド名:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 設定日:2018年10月31日
- 信託報酬(税抜):0.142%
- 信託財産留保額:ありません
- 決算頻度:年1回
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のライバルが誕生!
全世界株式(日本を含む)を対象とするインデックスファンドといえば、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」が有名ですが、信託報酬は年0.12%(税抜)と非常に低コスト。
しかし、海外ETFである「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」を実質的な主要投資対象としており、VTの保有コスト(年0.10%程度)が追加されます。
また、海外ETFで運用されているため、現地国(米国外)→米国→日本と3カ国で課税される(三重課税)という弱点があります。
一方、今回設定された「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は現物で運用されるため、上記「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の弱点をカバーできています。
日本株式部分については、TOPIXではなく「MSCI ジャパン・インデックス」に連動するマザーファンドを新設したということで、コスト面で不安な部分ではありますが、2018年11月1日に三菱UFJ国際投信が出したファンドレポートによると、日本株式インデックスマザーファンドの純資産総額は3.0億円(現物比率:94.6%、先物比率:5.4%)となっております。
https://emaxis.jp/text/253425_181102.pdf
情報開示に積極的な姿勢も評価できますね!
あと、何気にベンチマークを(配当込み)としているところも、個人的には好ましいと思います!
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」との違いは?
ベンチマークの違い
という違いがあります。
「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」は市場時価総額の98%以上をカバーしているのに対し、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」は市場時価総額の上位約85%で構成されています。
小型株を含むかどうかの違いとなってきますが、より幅広い銘柄に分散されている点では、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の方が望ましいと個人的には思います。
運用方法の違い
- 「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は現物で運用。
という違いがあります。
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は上記で書いたように米国外の利益(配当)に対する三重課税の懸念があるため、運用方法としては、現物運用の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の方が望ましいと個人的には思います。
最後に
現在、わたしはポートフォリオのすべてを「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」で運用していますが、強力なライバルが現れましたね!
今後のつみたてファンドの有力候補になりそうです。
2019年の投資方針書を作るときに、じっくり考えたいと思います!
アディオス!